パーム・ハウス(すなわちヤシ類温室)

キューを訪れる

サウスウエストロンドンに位置する132ヘクタール(約40万坪)のキューの庭園は、年間を通していつでも、まだ誰にでも何かの見どころがあります。外来植物を収めた世界的に有名な温室の数々、景観庭園、ユニークな美術館、歴史的な元王宮であった建物、家族向けの催しものなど、キューで1日を過ごし、キューのすべてをお楽しみください。

温帯植物温室(写真:RBG Kew)
温帯植物温室(写真:RBG Kew)

ガラスの「王宮」

人々が鑑賞し、楽しみ、研究資料として活用する壮麗な植物を展示するためという大きな目的のもとで設計された、歴史的かつエレガントなガラスの建物のコレクションは、キュー以外には世界のどこにもありません。植物学、園芸学、精密工学、および保護活動が、キューのガラスの王室の透き通った円蓋と輝く塔の数々の下に結集しているのです。

パーム・ハウス(すなわちヤシ類温室) と温帯植物温室は、キューの象徴です。一方、近代的なプリンセス・オブ・ウェールズ・コンザーバトリーとデイビース高山植物温室は最新技術を採用した設計の受賞歴のある建物です。1844年から48年の間に建築されたパーム・ハウスは熱帯雨林と同様の環境を作り出しており、世界最古の鉢植えが育てられています。繊細なランや食虫植物が育てられているのはプリンセス・オブ・ウェールズ・コンザーバトリーです。巨大な温帯植物温室の中には世界最大の屋内植物チリサケヤシがあります。

キュー・パレス
キュー・パレス

王室に起源を発するキュー

1631年に建造されたキュー・パレスから鍛鉄製ゲートの王室紋章、庭園中に設けられたこっけいな模擬装飾建造物(例えば、有名なパゴダ)など、英国王室の情熱、関心、表現法をあらゆる場所で見ることができます。

特別庭園

隠れた庭園であなたの心を癒し、日本庭園の静けさを楽しみ、17世紀のスタイルに仕上げられたクイーンズ・ガーデンの伝統的な薬草類を鑑賞し、また、素晴らしいシャクナゲ、モクレン類、およびササ類とタケ類のコレクションを満喫してください。全部で15のユニークな庭園があなたを待っています。

エクストラータ樹上遊歩道と温帯植物温室
エクストラータ樹上遊歩道と温帯植物温室

樹木類

キューは世界中の様々な木を育てています。樹木園(アルボレタム)は、庭園の2/3を占め、2,000種を超える様々な14,000本以上の樹木が植えられています。エクストラータ樹上遊歩道を進めば、樹木の下を歩いて見上げるのではなく、樹木の最上部の高さを歩いて進み、様々の庭園を見渡します。

水と野生生物

キューの歴史の中で、水を使った展示は常に強調されてきたのですが、現在もそのとおり。キューズ・レイク、パーム・ハウス・ポンド、ウォーターリリー・ポンドを設け、テムズ川を借景としています。サックラー・クロッシングは、キューの最初の永久的な水上遊歩道で、湖のほとりの植物や野生生物を間近に観察することができます。キューズ・レイクとパーム・ハウス・ポンドの周囲には、クジャクや観賞用キジ類も見逃さないようにしてください。

Marianne North作
Marianne North作

キューの美術作品

Kewは世界最大級の植物学に関する芸術作品のコレクションを持っており、項目数は20万件を超えます。シャーリー・シャーウッド・ボタニカル・アート展示館は、キューが昔から収集していた芸術作品のほか、シャーリー・シャーウッド個人が所有していた美術品が含まれ、マリアン・ノース展示室には、ヴィクトリア時代の旅行家である植物画家でもあった彼女自身による、見逃すことのできない833点の油彩画コレクションが収蔵されています。このユニークな展示館は、最近、建物と絵画の修復が行われたあと再び公開の運びとなりました。

季節の彩りのある遊歩道

春の球根や、野生のブルーベルでいっぱいの森、夏の満開の花のみごとな景色と香り、秋の紅葉、樹皮やベリー、冬のユキノハナ、ロウバイ、マンサクなど、キューの楽しみは季節と共に変化します。 キューの専門ガイドが案内するガイド付き散策を利用すれば、さらに多くをキューで発見できるでしょう。

キューの催し物

ガイド付き散策、美術や写真の展示会、ワークショップ、講演と講座、家族向け催し、季節のフェスティバルなど、キューにはいつも何かの見どころ、または催し物があります。